アートメイクができないのはどんな人?

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アートメイクができない人がいる

化粧の手間が省ける、すっぴんに自信が持てるようになる、といったことから人気のアートメイクですが、誰でもできる施術というわけではありません。中には、施術できない人、施術を受ける際に注意が必要な人もいます。

施術

施術を受けられない人としてまず挙げられるのは、妊娠中の人です。その理由は、施術中に使用する麻酔薬が母体や胎児に何らかの影響を与えてしまう可能性を否定できないためです。このことは、授乳中でも同じです。授乳中はアートメイクの施術を受けられないわけではないですが、施術後48時間は授乳を控えなければなりません。また、妊娠中や授乳中は女性ホルモンの量が大きく変動し、普段よりも体調が変化しやすい状態にあることも、施術を受けない方がよい理由のひとつとして挙げられます。アートメイクの施術を受けても、女性ホルモンの変化や育児疲れによる体力消耗によって肌のターンオーバーが乱れ、色素が定着しない可能性があります。

何らかのアレルギーがある人も、アートメイクの施術を受けない方がよいかもしれません。中でも金属アレルギーの人は注意が必要です。その理由は、施術の際に使用される針や色素(インク)に微量の金属が含まれているからです。そのため、施術によって何らかのアレルギー反応が出てしまう可能性があります。不安な人は、あらかじめパッチテストなどの検査を受けるようにしましょう。

病院に通院中の人や何らかの薬を服用している、という人も注意が必要です。特に、長期間ステロイドを内服している人や糖尿病を患っている人は、施術を受ける前に主治医の許可を得るようにしましょう。脳梗塞や肺梗塞などで血液がサラサラになる薬を服用している人も、施術を受ける場合には注意が必要です。

最後に、施術部位に何らかのケガをしている場合も、施術を受けられない可能性があります。とりわけ、その部位にケロイドが起きている場合、発生から半年未満は施術を行えません。これは、そもそもケロイドは創傷治癒が過剰になり、結合組織が異常増殖することで生じるためです。アートメイクの施術もまた、その部位のケロイドを引き起こす可能性があります。また、ケガをした部位に炎症が起きている場合は、傷が完全に治癒するまで待つ必要があります。その間、アートメイクの施術を受けることはできません。